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平和学習として…

二宮町にとっても、今の世界情勢にとっても、「ガラスのうさぎ」は非常に意義深いお話です。

毎年8月5日に、二宮町生涯学習センターラディアンで、「ガラスのうさぎ像 平和と友情のつどい」が開催されています。(コロナ禍においては感染等に配慮し、例外として、集合開催ではなく展示の形がとられています。)

この8月5日は、「ガラスのうさぎ」の作者である高木敏子さんが、第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)、疎開先である二宮の駅で米軍の機銃掃射に遭い、父親を亡くしてしまった日です。

 

 

「つどい」は、この悲しい出来事を忘れず、平和への関心を高めていこうという趣旨のイベントですが、今日は、6年生がこのお話のアニメ版DVDを体育館にて視聴し、短い感想を書くことにより、戦争の悲惨さや平和について思いを馳せました。登場人物を自分の等身大として受け止め、様々な思いが頭の中をよぎり、感極まって泣いてしまった児童もいました。

 

二宮駅の南口には、ガラスのうさぎ像があります。DVDの上映前に導入として、この像の存在について話題にしましたが、「生まれる前から当たり前のように立っている」という認識から少しでも変わってくれることを願っています。

 

また、この「つどい」に先立ち、平和への願いを込めて、例年、ガラスのうさぎ像付近に二宮町内外の多くの方々の手による千羽鶴が飾られています。本校児童もこの取り組みに参加し、これから折っていくところです。