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5年生の野外活動教室

 10月11日(金)、5年生が県立足柄ふれあいの村での野外活動教室に参加しました。

 当日は、秋晴れの爽やかな空気に包まれて1日が始まりました。ふれあいの村に到着後、すぐに昼食のカレー作

りに取りかかりました。まず最初の仕事は火起こしです。どのように薪をくべたらよいのか、どのように火をつけ

たらよいのか、どのように空気を送ったらよいのか、試行錯誤の連続でした。

 次はカレー作り。にんじんやじゃがいも、たまねぎの切り方、炒める際の油の量、煮込む際の水の量などに気を

配りながら、どのグループも協力しててきぱきと作業を進めていました。

 そして、いよいよカレーライスができ上がり、食べるときがきました。一口めを口に運んだときのうれしそうな

表情。その表情から「自分たちが苦労して作ったカレーライスは格別だ。」そんな思いが伝わってきました。おか

わりする子も多く、「おいしい!」という声があちらこちらから聞こえました。

 食後はゆっくり…、とはいかず、待っていたのは用具やかまどなどの片づけです。「借りたときよりもきれいに」

そのような気持ちで用具を洗ったり、かまどのまわりをはいたり、炭を片づけたり。やらなければいけないことが

盛りだくさんです。中でも苦労したのが鍋洗い。外側はすすで真っ黒になり、内側はカレーがこびりついていたた

め、金だわしで何度も何度もこすりました。ここでも、協力して作業を進める5年生の姿を見ることができました。

 午後のプログラムは5年生全体でのレクリエーション。レク係の進行による「30秒ゲーム」「とーんだ、とんだ

ゲーム」、そして5年生が一つになって「WAになっておどろう」の曲に合わせておどり、お互いの絆を深めまし

た。

 最後のプログラムは退村式。足柄ふれあいの村の方から、「今日、ここで学んだ大切なことをこれからの学校生

活の中でぜひ生かしてください。」とのお話がありました。

 この日を迎えるに当たり、クラスやグループ、係で様々な準備をしたこと、また、当日、グループで苦労しなが

らも協力してカレーを作ったこと、次に使う人のことを考えて隅々まで掃除をしたこと、そして、5年生全体のレ

クで一つになったこと、これらの経験は、後半を迎えた5年生の学校生活の中で必ずや生きてくると思います。