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学校ブログ

箏・尺八教室

 12月4日(水)、6年生を対象に、「箏・尺八教室」が行われました。この教室は、音楽の学習「日本の楽器の音

色を味わってきこう」の中で開かれたものです。

 当日は、箏と尺八、2人の先生に来校いただきました。まず、それぞれの楽器の材料や歴史、特徴、演奏のし方

などのお話を伺った後、生の演奏を聴きました。6年生は、演奏している先生方の姿をじっと見つめ、楽器の音に

静かに耳を傾けていました。

 その後、楽器にふれ、音を出すことにチャレンジしました。特に、爪をつけた指を操って箏を弾くこと、尺八で

は音そのものを出すこと、そのことに四苦八苦していました。この体験を通して、楽器への理解もさらに深まり、

演奏することの難しさを知ったようです。

 体験を終えた子どもたちからは、次のような感想が聞かれました。

 ◎箏・・・「糸がかたかった。」「大きな音が出せなかった。」「爪を指につけたのでうまく演奏できなかっ

      た。」

 ◎尺八・・「息を出し続けたので疲れた。」「息が続かずクラクラした。」「音を出すことがとても難しかっ

      た。」

 学習を終えて、日本の楽器の音色の美しさを感じるとともに、楽器への興味が芽生えた子も多かったように見受

けられました。

 これからも地域の方にご協力いただいている学習を大切にしていきたいと考えます。

中学生によるステンドグラス

 二宮中学校の生徒さんが、「汐鳴祭文化の部」へ出展するためにクラスごとに制作したステンドグラスをお借り

し、本校の廊下の窓に飾りました。

 昨年度スタートした施設分離型小中一貫教育校「にのみや学園」の取組の一つ、「小中学校児童生徒交流会」に

て、本校の6年生は、中学生がステンドグラスを制作している姿や制作途中の作品を実際に見てきました。子ども

たちからは、「みんなで協力して楽しそうに準備をしているところがいいなと思った。」「みんなで声をかけ合っ

たりして楽しそうだった。」「みんな協力性があっていいと思いました。」などの声が聞かれました。

 一つのものを作り上げるために協力する姿や助け合う姿を目の当たりにし、中学校のクラスの和やかな雰囲気や仲

間のつながりを感じたようです。

 完成したステンドグラスを目にした6年生も、初めて見る1年生から5年生までの子どもたちも、中学生の細かく

手の込んだ作品、技術が凝縮された作品に圧倒されることと思います。

図書ボランティアの方による工作会

 11月29日(金)の昼休みに、図書ボランティアの方々による工作会が開かれました。今回子どもたちが挑戦した工作

は、サンタとトナカイのオーナメントです。

 当日、会場となった図書室をのぞいてみると、それはそれは多くの子どもたちでいっぱいでした。ボランティアの

方が150人分の材料を用意してくださったのですが、それらがなくなってしまうほどのにぎわいでした。

 ボランティアの方がテーブルを回りながら作り方を教えてくださったのですが、上級生が下級生に作り方を教えた

り、また、同学年の子どもたちどうしで仲良く教え合ったりしている場面も見られました。

 作品を完成させた子どもたちは、うれしそうな表情、満足した表情を浮かべ、「今日帰ったらさっそく飾るん

だ。」「うちの人にも見せてあげたい。」そんな声も聞かれました。

 既成のものではなく、手作りのおもしろさ、わくわく感を改めて感じることができました。

にのっこウォークラリー

 11月21日(金)、児童委員会の子どもたちが中心となって企画・運営した「にのっこウォークラリー」が行われまし

た。この活動は、1年生から6年生までのにのプロ班(1班13人~14人)みんなが一つになって、それぞれのポイント

に用意されたゲームやクイズなどに挑戦するものです。活動を通して、学校生活の中でお互いに協力する態度を育て

ること、また、様々な年齢の仲間をまとめていくリーダー性を育てることを主なねらいとしています。

 プログラムの最初は児童委員会による開会式。みんなで決めたこのウォークラリーのスローガン「あそぼうぜ

たのしもうぜ ウォークラリー」が発表されました。

 その後、全48班が一斉にスタートしました。校舎や体育館に用意されたポイントは全部で18。これらをみんなで協

力しながら回ります。それぞれのポイントでは、リーダーの6年生が仲間を気づかう、5・6年生の上級生が下級生

に励ましの言葉をかける、また下級生が上級生を頼りにする、上級生に協力する、そのような姿があちらこちらで見

られました。

 また、今年は、ポイントの1つとして、学校運営協議会の「学びふれあい部会」の方々が、「にのみやいいなクイ

ズ」のブースを出してくださいました。クイズは、二宮町を代表する3つの名所「吾妻山」「相模湾」「東大果樹園

跡地」からそれぞれ3問ずつ。子どもたちは、班のみんなと悩みながら答えを出していました。

 プログラム最後の閉会式では、児童委員会の委員長より、「このウォークラリーで仲良くなった人とこれからも仲

良くできるといいですね。そして、二宮小学校をもっと良くすることができたらいいですね。」と、これからのめあ

てが伝えられました。

 この活動の中で見られたすてきな姿が、日常生活のあちらこちらで見られるようになることを願っています。

      〇〇と言えば   箱のなかみは何でしょう      王様じゃんけん
      記憶力ゲーム     フリースロー玉入れ     だるまさんがころんだ
       表と裏    にのみやいいなクイズ    にのみやいいなクイズ

読書月間

 二宮小学校では毎年11月を「読書月間」としています。その中で、図書委員会の子どもたちが、週ごとに、本に関

するクイズ、おみくじ、くじ引きといったイベントを開催したり、ポスターを掲示して読書月間のPRを行ったりして

います。また、学校図書館指導員や図書ボランティアの方々による様々な企画も行われています。例えば、「先生に

よるおすすめ本の紹介」「本のリクエスト」「おはなし会」「こうさく会」などです。

 11月1日(金)に行われた「おはなし会」には、多くの子どもたちが参加しました。図書ボランティアの方による「バ

ムとケロのおかいもの」の読み聞かせが行われ、子どもたちは挿絵も楽しみながらにこやかな表情で聞いていまし

た。

 読書月間の最終日(11月29日(金))には「こうさく会」が予定されています。今回は、サンタとトナカイのオーナメ

ントです。どのようなものを作るのか、いまから楽しみです。

 読書月間を通して、本が好きになり、本に親しみ、これまで知らなかったことを知り、いろいろなことが学べたら

いいですね。

ようこそ! 二宮小学校へ

 1年生の生活の学習「ようこそ!二宮小学校へ」。これは、来年度入学予定の幼稚園・保育園の園児さんと1年

生との交流の場です。今年は、11月7日(木)と14日(木)の2日間にわたって行われました。

 まず、1年生によるはじめの言葉、「みなさん、きょうは元気に楽しくすごしましょう。」の後に、1年生と園

児さんがグループをつくり、一人ひとり自己紹介をしました。「1年〇組の〇〇です。よろしくお願いします。」

 その後は1年生による教室や図書室の案内です。入学してから上級生にお世話になることが多かった1年生です

が、この日は年下の子を優しくリードします。はじめは園児さんと同じように緊張した面もちでしたが、慣れるに

したがって緊張がほぐれていきました。

 教室の中では、折り紙を一緒に折ったり、ぬりえを一緒にぬったり、教科書やお道具箱の中を見せてあげたり、

ランドセルを背負わせてあげたりなど、学校生活の一面を紹介してくれました。

 会の最後は、みんなで「にじ」を歌いました。そして「みなさんが1年生になったらまた会いましょう。まって

るよ。」の言葉が園児さんにおくられました。

 入学してから7か月がたちました。この「ようこそ!二宮小学校へ」を通して、入学前の自分たちをふり返り、

成長を実感していることと思います。

 

防火訪問事業

 11月1日(金)、3年生対象に二宮町消防本部の方々による防火訪問事業が行われました。

 3年生は、現在、社会科「地いきの安全を守る」の中で、消防署のはたらきや消防署の人たちの仕事、学校や地

域の火事に対する備えなどについて学習しています。

 この日は、消防本部の方に、「資機材の展示・体験」、「水消火器の取り扱い体験」、「消防車両と綱引き」、

「消防クイズ」の4つのブースを用意していただきました。

 資機材の体験では、防護服を着たり、呼吸器を背負ったりの体験を、水消火器の体験では、消火器のホースを的

に向けて放水する体験を行いました。そして、消防車両と綱引きをしてその重さを実感し、火事が起きた際の通報

のし方や煙の恐ろしさなどについてクイズを通して学びました。

 学習を終えた子どもたちからは、次のような感想が聞かれました。

「消防車にはたくさん道具が積んであり、大きくて迫力があった。」

「ドリルのような機械が重たかった。車を切る機械があることをはじめて知った。」

「消防士の防護服は大きかったし、分厚かったけど、思っていたよりも軽かった。」

「消防士の防護服を夏に着ると、熱中症になってしまうのではないかと思った。」

 この学習を通して、消防に関するいろいろな資機材はとても大切な役割を果たしていること、消防署の人たちは

大変な思いをして消火活動をしていることなどを、実感を伴って学ぶことができたようです。

いのちの授業

 10月23日(水)、助産師の方を講師にお招きして、6年生を対象に「いのちの授業」を行いました。

 まず始めに、自分自身にとって一番大切なものは何か、そのことについてみんなで考えました。子どもたちから

は、「いのち」「自分」「家族」「友達」「お金」など、様々な考えが出されました。

 次に、その大切なものの中から、今回のテーマである「いのち」について考えました。「いのち」は1mmにも

満たない受精卵から始まること(一人ひとりに配られた付箋紙にかすかに穴が開いていました。その大きさが受精

卵の大きさでした)、子宮の中でだんだん成長して大きくなっていくこと(40日、8週、16週、28週それぞれの胎

児の大きさを実感しました)、さらに、実際に聞いてわかった胎児の心音の速さ、人形を抱いて実感した平均的な

新生児の重さ、それらを知ることを通して、自分自身のいのち、そして自分自身のこれまでの成長について考えま

した。

 授業の最後に助産師の方から伝えられた大切なこと、それは次の5つでした。

 ・みなさんがここまで成長してきたのは、みなさん自身にたくましく生きる力があったからです。

 ・みなさんは、世界でたった一つの大切な宝物。自分と同じ人はいない、かけがえのない大切な存在なのです。

 ・みなさんがいのちを大切にすることは、あるがままの自分を大切にすること。そのことにより他の人も大切に

  することにつながります。

 ・みなさんの誕生日はいのちがけで生まれてきた日、自分で自分をほめてあげる日、つまりいのちの記念日なの

  です。

 ・みなさんは生きているだけで100点満点なのです。どんなにがんばっても結果が出ないことがあるかもしれ

  ませんが、そのままの自分で大丈夫です。生きていることに価値があるのです。

2回目の小中児童生徒交流会

 10月24日(木)、今年度2回目の「小中児童生徒交流会」が二宮中学校にて行われました。今回は、中学3年生が総

合的な学習の時間の中で、二宮町をテーマに様々な角度から考えたこと(「特産品」「にのみや学園」「ラディア

ン」「菜の花ウォッチング」「国際交流」「農業」の6点)を発表する、その授業を参観しました。

 中学生は、それぞれ6点についての現状と課題をしっかりとらえ、様々なデータを根拠に解決策を考え、論理的に

発表、そして提案を行っていました。

 発表を聞いた6年生からは、次のような感想が聞かれました。

 ・理由や根拠がしっかりしていてとても納得する内容でした。

 ・二宮が発展するために様々な考えを出していて二宮への思いが伝わってきました。

 ・発表のしかたがわかりやすく、スライドがとても見やすかったです。台本もなく、何も見ずに発表しているのが

  すごいと思いました。

 ・発表する機会があればわかりやすく説明できるようにしていきたい、また様々な視点を考えながら発表したいと

  思いました。

 6年生は、中学校の実際の授業を参観し、その内容にふれたり、中学校の授業への見通しを持ったり、また発表内

容について一緒に考えたりと、5か月後に入学する中学校へのイメージをふくらませることができたようです。

夢の歌 音をひびかせ 音楽会

 10月25日(金)、全校児童が一堂に会しての校内音楽会が開かれました。

 当日は、音楽委員の児童による「はじめの言葉」で幕を開け、全校児童が手話を交えて「にじ」を合唱した後、

学年ごとに、合唱と合奏を1曲ずつ披露しました。

 各学年の演奏曲は次の通りです。

①5年生:合奏「新世紀エヴァンゲリオン」、合唱「君をのせて」

②2年生:合唱「ウンパッパ」、合奏「こぎつね」

③4年生:合唱「おひさまになって」、合奏「名探偵コナン」

④1年生:合唱「あおいそらにえをかこう」、合奏「きらきら星」

⑤3年生:合奏「リコーダー物語」、合唱「小さな世界・幸せなら手をたたこう」

⑥6年生:合唱「未来への賛歌」、合奏「アフリカンシンフォニー」

 今年の音楽会のテーマは「夢の歌 音をひびかせ 音楽会」でした。どの学年の演奏も、このテーマのように、

息が合い、すてきな音を会場に響かせた、聴きごたえのあるものでした。また、それぞれの学年の子どもたちの良

さが存分に表れた音楽会でもありました。

 子どもたちは、この音楽会を通してどのようなことを学んだのでしょうか。また、どのようなことを感じたので

しょうか。音楽の時間に練習してきたことが実を結んだ達成感、歌を精いっぱい歌い、楽器を一生懸命に演奏した

充実感や満足感、友達と一緒に歌ったり演奏したりすることのすばらしさ、他学年の演奏を聞くことの楽しさ、上

学年の演奏からこれからの目標を見出したことなど、様々だったと思います。

 子どもたちに願っていること、それは、この音楽会を通して学んだこと、感じたことをこれからも大切にしてほ

しい、そして、ことあるごとに思い起こし、生活の中で生かしてほしいということです。