学校ブログ
ようこそ! 二宮小学校へ
1年生の生活の学習「ようこそ!二宮小学校へ」。これは、来年度入学予定の幼稚園・保育園の園児さんと1年
生との交流の場です。今年は、11月7日(木)と14日(木)の2日間にわたって行われました。
まず、1年生によるはじめの言葉、「みなさん、きょうは元気に楽しくすごしましょう。」の後に、1年生と園
児さんがグループをつくり、一人ひとり自己紹介をしました。「1年〇組の〇〇です。よろしくお願いします。」
その後は1年生による教室や図書室の案内です。入学してから上級生にお世話になることが多かった1年生です
が、この日は年下の子を優しくリードします。はじめは園児さんと同じように緊張した面もちでしたが、慣れるに
したがって緊張がほぐれていきました。
教室の中では、折り紙を一緒に折ったり、ぬりえを一緒にぬったり、教科書やお道具箱の中を見せてあげたり、
ランドセルを背負わせてあげたりなど、学校生活の一面を紹介してくれました。
会の最後は、みんなで「にじ」を歌いました。そして「みなさんが1年生になったらまた会いましょう。まって
るよ。」の言葉が園児さんにおくられました。
入学してから7か月がたちました。この「ようこそ!二宮小学校へ」を通して、入学前の自分たちをふり返り、
成長を実感していることと思います。
防火訪問事業
11月1日(金)、3年生対象に二宮町消防本部の方々による防火訪問事業が行われました。
3年生は、現在、社会科「地いきの安全を守る」の中で、消防署のはたらきや消防署の人たちの仕事、学校や地
域の火事に対する備えなどについて学習しています。
この日は、消防本部の方に、「資機材の展示・体験」、「水消火器の取り扱い体験」、「消防車両と綱引き」、
「消防クイズ」の4つのブースを用意していただきました。
資機材の体験では、防護服を着たり、呼吸器を背負ったりの体験を、水消火器の体験では、消火器のホースを的
に向けて放水する体験を行いました。そして、消防車両と綱引きをしてその重さを実感し、火事が起きた際の通報
のし方や煙の恐ろしさなどについてクイズを通して学びました。
学習を終えた子どもたちからは、次のような感想が聞かれました。
「消防車にはたくさん道具が積んであり、大きくて迫力があった。」
「ドリルのような機械が重たかった。車を切る機械があることをはじめて知った。」
「消防士の防護服は大きかったし、分厚かったけど、思っていたよりも軽かった。」
「消防士の防護服を夏に着ると、熱中症になってしまうのではないかと思った。」
この学習を通して、消防に関するいろいろな資機材はとても大切な役割を果たしていること、消防署の人たちは
大変な思いをして消火活動をしていることなどを、実感を伴って学ぶことができたようです。
いのちの授業
10月23日(水)、助産師の方を講師にお招きして、6年生を対象に「いのちの授業」を行いました。
まず始めに、自分自身にとって一番大切なものは何か、そのことについてみんなで考えました。子どもたちから
は、「いのち」「自分」「家族」「友達」「お金」など、様々な考えが出されました。
次に、その大切なものの中から、今回のテーマである「いのち」について考えました。「いのち」は1mmにも
満たない受精卵から始まること(一人ひとりに配られた付箋紙にかすかに穴が開いていました。その大きさが受精
卵の大きさでした)、子宮の中でだんだん成長して大きくなっていくこと(40日、8週、16週、28週それぞれの胎
児の大きさを実感しました)、さらに、実際に聞いてわかった胎児の心音の速さ、人形を抱いて実感した平均的な
新生児の重さ、それらを知ることを通して、自分自身のいのち、そして自分自身のこれまでの成長について考えま
した。
授業の最後に助産師の方から伝えられた大切なこと、それは次の5つでした。
・みなさんがここまで成長してきたのは、みなさん自身にたくましく生きる力があったからです。
・みなさんは、世界でたった一つの大切な宝物。自分と同じ人はいない、かけがえのない大切な存在なのです。
・みなさんがいのちを大切にすることは、あるがままの自分を大切にすること。そのことにより他の人も大切に
することにつながります。
・みなさんの誕生日はいのちがけで生まれてきた日、自分で自分をほめてあげる日、つまりいのちの記念日なの
です。
・みなさんは生きているだけで100点満点なのです。どんなにがんばっても結果が出ないことがあるかもしれ
ませんが、そのままの自分で大丈夫です。生きていることに価値があるのです。
2回目の小中児童生徒交流会
10月24日(木)、今年度2回目の「小中児童生徒交流会」が二宮中学校にて行われました。今回は、中学3年生が総
合的な学習の時間の中で、二宮町をテーマに様々な角度から考えたこと(「特産品」「にのみや学園」「ラディア
ン」「菜の花ウォッチング」「国際交流」「農業」の6点)を発表する、その授業を参観しました。
中学生は、それぞれ6点についての現状と課題をしっかりとらえ、様々なデータを根拠に解決策を考え、論理的に
発表、そして提案を行っていました。
発表を聞いた6年生からは、次のような感想が聞かれました。
・理由や根拠がしっかりしていてとても納得する内容でした。
・二宮が発展するために様々な考えを出していて二宮への思いが伝わってきました。
・発表のしかたがわかりやすく、スライドがとても見やすかったです。台本もなく、何も見ずに発表しているのが
すごいと思いました。
・発表する機会があればわかりやすく説明できるようにしていきたい、また様々な視点を考えながら発表したいと
思いました。
6年生は、中学校の実際の授業を参観し、その内容にふれたり、中学校の授業への見通しを持ったり、また発表内
容について一緒に考えたりと、5か月後に入学する中学校へのイメージをふくらませることができたようです。
夢の歌 音をひびかせ 音楽会
10月25日(金)、全校児童が一堂に会しての校内音楽会が開かれました。
当日は、音楽委員の児童による「はじめの言葉」で幕を開け、全校児童が手話を交えて「にじ」を合唱した後、
学年ごとに、合唱と合奏を1曲ずつ披露しました。
各学年の演奏曲は次の通りです。
①5年生:合奏「新世紀エヴァンゲリオン」、合唱「君をのせて」
②2年生:合唱「ウンパッパ」、合奏「こぎつね」
③4年生:合唱「おひさまになって」、合奏「名探偵コナン」
④1年生:合唱「あおいそらにえをかこう」、合奏「きらきら星」
⑤3年生:合奏「リコーダー物語」、合唱「小さな世界・幸せなら手をたたこう」
⑥6年生:合唱「未来への賛歌」、合奏「アフリカンシンフォニー」
今年の音楽会のテーマは「夢の歌 音をひびかせ 音楽会」でした。どの学年の演奏も、このテーマのように、
息が合い、すてきな音を会場に響かせた、聴きごたえのあるものでした。また、それぞれの学年の子どもたちの良
さが存分に表れた音楽会でもありました。
子どもたちは、この音楽会を通してどのようなことを学んだのでしょうか。また、どのようなことを感じたので
しょうか。音楽の時間に練習してきたことが実を結んだ達成感、歌を精いっぱい歌い、楽器を一生懸命に演奏した
充実感や満足感、友達と一緒に歌ったり演奏したりすることのすばらしさ、他学年の演奏を聞くことの楽しさ、上
学年の演奏からこれからの目標を見出したことなど、様々だったと思います。
子どもたちに願っていること、それは、この音楽会を通して学んだこと、感じたことをこれからも大切にしてほ
しい、そして、ことあるごとに思い起こし、生活の中で生かしてほしいということです。