学校ブログ
防火訪問事業
11月1日(金)、3年生対象に二宮町消防本部の方々による防火訪問事業が行われました。
3年生は、現在、社会科「地いきの安全を守る」の中で、消防署のはたらきや消防署の人たちの仕事、学校や地
域の火事に対する備えなどについて学習しています。
この日は、消防本部の方に、「資機材の展示・体験」、「水消火器の取り扱い体験」、「消防車両と綱引き」、
「消防クイズ」の4つのブースを用意していただきました。
資機材の体験では、防護服を着たり、呼吸器を背負ったりの体験を、水消火器の体験では、消火器のホースを的
に向けて放水する体験を行いました。そして、消防車両と綱引きをしてその重さを実感し、火事が起きた際の通報
のし方や煙の恐ろしさなどについてクイズを通して学びました。
学習を終えた子どもたちからは、次のような感想が聞かれました。
「消防車にはたくさん道具が積んであり、大きくて迫力があった。」
「ドリルのような機械が重たかった。車を切る機械があることをはじめて知った。」
「消防士の防護服は大きかったし、分厚かったけど、思っていたよりも軽かった。」
「消防士の防護服を夏に着ると、熱中症になってしまうのではないかと思った。」
この学習を通して、消防に関するいろいろな資機材はとても大切な役割を果たしていること、消防署の人たちは
大変な思いをして消火活動をしていることなどを、実感を伴って学ぶことができたようです。
いのちの授業
10月23日(水)、助産師の方を講師にお招きして、6年生を対象に「いのちの授業」を行いました。
まず始めに、自分自身にとって一番大切なものは何か、そのことについてみんなで考えました。子どもたちから
は、「いのち」「自分」「家族」「友達」「お金」など、様々な考えが出されました。
次に、その大切なものの中から、今回のテーマである「いのち」について考えました。「いのち」は1mmにも
満たない受精卵から始まること(一人ひとりに配られた付箋紙にかすかに穴が開いていました。その大きさが受精
卵の大きさでした)、子宮の中でだんだん成長して大きくなっていくこと(40日、8週、16週、28週それぞれの胎
児の大きさを実感しました)、さらに、実際に聞いてわかった胎児の心音の速さ、人形を抱いて実感した平均的な
新生児の重さ、それらを知ることを通して、自分自身のいのち、そして自分自身のこれまでの成長について考えま
した。
授業の最後に助産師の方から伝えられた大切なこと、それは次の5つでした。
・みなさんがここまで成長してきたのは、みなさん自身にたくましく生きる力があったからです。
・みなさんは、世界でたった一つの大切な宝物。自分と同じ人はいない、かけがえのない大切な存在なのです。
・みなさんがいのちを大切にすることは、あるがままの自分を大切にすること。そのことにより他の人も大切に
することにつながります。
・みなさんの誕生日はいのちがけで生まれてきた日、自分で自分をほめてあげる日、つまりいのちの記念日なの
です。
・みなさんは生きているだけで100点満点なのです。どんなにがんばっても結果が出ないことがあるかもしれ
ませんが、そのままの自分で大丈夫です。生きていることに価値があるのです。
2回目の小中児童生徒交流会
10月24日(木)、今年度2回目の「小中児童生徒交流会」が二宮中学校にて行われました。今回は、中学3年生が総
合的な学習の時間の中で、二宮町をテーマに様々な角度から考えたこと(「特産品」「にのみや学園」「ラディア
ン」「菜の花ウォッチング」「国際交流」「農業」の6点)を発表する、その授業を参観しました。
中学生は、それぞれ6点についての現状と課題をしっかりとらえ、様々なデータを根拠に解決策を考え、論理的に
発表、そして提案を行っていました。
発表を聞いた6年生からは、次のような感想が聞かれました。
・理由や根拠がしっかりしていてとても納得する内容でした。
・二宮が発展するために様々な考えを出していて二宮への思いが伝わってきました。
・発表のしかたがわかりやすく、スライドがとても見やすかったです。台本もなく、何も見ずに発表しているのが
すごいと思いました。
・発表する機会があればわかりやすく説明できるようにしていきたい、また様々な視点を考えながら発表したいと
思いました。
6年生は、中学校の実際の授業を参観し、その内容にふれたり、中学校の授業への見通しを持ったり、また発表内
容について一緒に考えたりと、5か月後に入学する中学校へのイメージをふくらませることができたようです。
夢の歌 音をひびかせ 音楽会
10月25日(金)、全校児童が一堂に会しての校内音楽会が開かれました。
当日は、音楽委員の児童による「はじめの言葉」で幕を開け、全校児童が手話を交えて「にじ」を合唱した後、
学年ごとに、合唱と合奏を1曲ずつ披露しました。
各学年の演奏曲は次の通りです。
①5年生:合奏「新世紀エヴァンゲリオン」、合唱「君をのせて」
②2年生:合唱「ウンパッパ」、合奏「こぎつね」
③4年生:合唱「おひさまになって」、合奏「名探偵コナン」
④1年生:合唱「あおいそらにえをかこう」、合奏「きらきら星」
⑤3年生:合奏「リコーダー物語」、合唱「小さな世界・幸せなら手をたたこう」
⑥6年生:合唱「未来への賛歌」、合奏「アフリカンシンフォニー」
今年の音楽会のテーマは「夢の歌 音をひびかせ 音楽会」でした。どの学年の演奏も、このテーマのように、
息が合い、すてきな音を会場に響かせた、聴きごたえのあるものでした。また、それぞれの学年の子どもたちの良
さが存分に表れた音楽会でもありました。
子どもたちは、この音楽会を通してどのようなことを学んだのでしょうか。また、どのようなことを感じたので
しょうか。音楽の時間に練習してきたことが実を結んだ達成感、歌を精いっぱい歌い、楽器を一生懸命に演奏した
充実感や満足感、友達と一緒に歌ったり演奏したりすることのすばらしさ、他学年の演奏を聞くことの楽しさ、上
学年の演奏からこれからの目標を見出したことなど、様々だったと思います。
子どもたちに願っていること、それは、この音楽会を通して学んだこと、感じたことをこれからも大切にしてほ
しい、そして、ことあるごとに思い起こし、生活の中で生かしてほしいということです。
お礼の会
10月22日(火)に「お礼の会」を行いました。この会は、登下校の見守り、学習の支援、また子どもたちの学習
環境や校内の自然環境の整備などでお世話になっている地域の方々に、感謝の気持ちをお伝えする会です。
まず、参加された方々を全校の子どもたちが笑顔と拍手でお迎えしました。次に、2年生によるはじめの言葉、
参加された方々の紹介と続き、児童代表の6年生から次のようなお礼の言葉がありました。
「いつも貴重なお時間をボランティアに使っていただきありがとうございます。みなさんのおかげで、安心した
学校生活を送ることができています。これからも私たちの成長を見守ってください。」
その後、参加者代表の方から次のようなお言葉をいただきました。
「今日お招きいただき、本当に様々な方が皆さんを応援していることがわかりました。みなさんのために、これ
からも一生懸命にボランティアを行っていきます。」
そして、参加された皆さんと全校児童とで校歌を歌った後、3年生による終わりの言葉で会を閉じました。
最後、皆さんが退場されるときに、メッセージカードをお渡ししました。このメッセージカードは、紙をていね
いに切ったり、色をきれいに塗ったり、心を込めてメッセージを書いたりと、全学年の子どもたちが力を合わせて
作りました。
地域の皆さま、いつも二宮小学校の子どもたちのためにお力添えをいただき、ありがとうございます。これから
も子どもたちのすこやかな成長を見守っていただければ幸いです。
菜の花を育てよう
10月17日(木)、学校運営協議会の活動グループの1つ「環境整備部会」の方3名にご協力いただきながら、3年生が
菜の花の種を植えました。
まず、腐葉土が混ざった土をプランターに入れるところから始めました。環境整備部会の方からは、「植物が育つ
には、土の中の栄養が大切な役割を果たしています。そして、水をまいたときに土が下に沈んでしまうことを考えて
土を入れるといいですよ。」とのお話がありました。
その後、土と肥料をどのように混ぜたらよいのかを教えていただいた後、ていねいに種をまきました。作業を終え
た子どもたちはうれしそうな表情を浮かべていました。きれいな花が咲いたときのことを想像していたのだと思いま
す。
この3年生が育てた菜の花は、毎年、「吾妻山菜の花ウォッチング」の期間に、二宮駅の通路に飾られています。
来年もきれいな花が飾られることでしょう。
5年生の野外活動教室
10月11日(金)、5年生が県立足柄ふれあいの村での野外活動教室に参加しました。
当日は、秋晴れの爽やかな空気に包まれて1日が始まりました。ふれあいの村に到着後、すぐに昼食のカレー作
りに取りかかりました。まず最初の仕事は火起こしです。どのように薪をくべたらよいのか、どのように火をつけ
たらよいのか、どのように空気を送ったらよいのか、試行錯誤の連続でした。
次はカレー作り。にんじんやじゃがいも、たまねぎの切り方、炒める際の油の量、煮込む際の水の量などに気を
配りながら、どのグループも協力しててきぱきと作業を進めていました。
そして、いよいよカレーライスができ上がり、食べるときがきました。一口めを口に運んだときのうれしそうな
表情。その表情から「自分たちが苦労して作ったカレーライスは格別だ。」そんな思いが伝わってきました。おか
わりする子も多く、「おいしい!」という声があちらこちらから聞こえました。
食後はゆっくり…、とはいかず、待っていたのは用具やかまどなどの片づけです。「借りたときよりもきれいに」
そのような気持ちで用具を洗ったり、かまどのまわりをはいたり、炭を片づけたり。やらなければいけないことが
盛りだくさんです。中でも苦労したのが鍋洗い。外側はすすで真っ黒になり、内側はカレーがこびりついていたた
め、金だわしで何度も何度もこすりました。ここでも、協力して作業を進める5年生の姿を見ることができました。
午後のプログラムは5年生全体でのレクリエーション。レク係の進行による「30秒ゲーム」「とーんだ、とんだ
ゲーム」、そして5年生が一つになって「WAになっておどろう」の曲に合わせておどり、お互いの絆を深めまし
た。
最後のプログラムは退村式。足柄ふれあいの村の方から、「今日、ここで学んだ大切なことをこれからの学校生
活の中でぜひ生かしてください。」とのお話がありました。
この日を迎えるに当たり、クラスやグループ、係で様々な準備をしたこと、また、当日、グループで苦労しなが
らも協力してカレーを作ったこと、次に使う人のことを考えて隅々まで掃除をしたこと、そして、5年生全体のレ
クで一つになったこと、これらの経験は、後半を迎えた5年生の学校生活の中で必ずや生きてくると思います。
おもちゃランドへようこそ
10月4日(金)、2年生が1年生を招待しての「おもちゃランド」が開かれました。これは、2年生の生活の
学習「うごくうごくわたしのおもちゃ」の中で行われたものです。
まず、2年生の子どもたちは、ゴムや風、空気、おもりなど、物や自然の力を利用したおもちゃを考えました。
作ったおもちゃは、パッチンジャンプやぴょんコップ(ゴムの力でとび上がる)、コロコロコロン(おもりが回
転して前に進む)、ヨットカー(風の力で前に進む)、とことこぐるま(ゴムの力でおもりが回り前に進む)、
わりばしでっぽうなどです。その後、どうしたらもっと勢いよくとび上がるか、どうしたらもっとスムーズに動
くか、どうしたらもっと速く動くかなど、工夫を加えながらおもちゃを完成させました。
そして、自分たちが一生懸命に作ったおもちゃで遊んでもらおう、喜んでもらおうと、1年生のみんなを招待
しました。それが「おもちゃランド」です。
2年生の子どもたちは、おもちゃの動かし方や遊び方、ルールなどをわかりやすく、ていねいに、そして楽し
そうに1年生に教えていました。
1年生は、少し緊張しながらも、2年生から教えられることがうれしいらしく、にこにこした表情で聞いてい
ました。もちろん、おもちゃで遊んでいるときは、みんな満面の笑みでした。
何ともほほえましい、すてきな交流の様子がたくさん見られた「おもちゃランド」でした。
「にの小チャンピオン」始まる
今年も二宮小学校伝統の「にの小チャンピオン」の季節がやってきました。この「にの小チャンピオン」は、低学
年の部、中学年の部、高学年の部の3部に分かれて9月から10月にかけて行われる、クラス対抗のドッジボール大会
です。当日までの準備、大会についての説明、そして当日の進行、審判、記録等はすべて5・6年の体育委員会の子
どもたちが担います。
この大会が近づくと、休み時間にクラスで練習する風景が見られ、みんなで運動をするきっかけになっています。
ゲームなので勝ち負けの結果は出ますが、それ以上に、運動に親しむきっかけの場、そしてクラスがまとまって一
つのこと取り組む場、他のクラスや他の学年とのふれあい、交流の場となっていることに価値があると考えていま
す。
二宮町防災安全課と女性防災隊の方から教えていただきました
4年生は、社会科で「自然災害にそなえるまちづくり」について学習しています。日本では、地震、津波、風水
害、火山、大雪などの自然災害に見舞われることが数多くあります。ここでは、家や学校はどのように自然災害に
備えているか、市や町は自然災害から住民を守るためにどのようなまちづくりをしているか、自治会はどのような
役割を果たしているのかなどについて学びます。
本日は、二宮町役場防災安全課の方と女性防災隊の方に来ていただき、自然災害に対して私たちはどのようなこ
とを知っておけばよいか、どのような備えをしておくことが必要か、などについてお話しいただきました。
お話しいただいた主な内容は以下の3点です。
・「ハザードマップ」で危険なところを日頃から確認しておく
・「マイ・タイムライン(行動計画)」を使い、家族の防災計画を考えておく
・天気予報や防災メールなどで正確な情報を得る
ここでの大切な学びが、自分自身や家族、地域を自然災害から守ることにつながると考えます。