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学校ブログ

いよいよ12月

 カレンダーも残り1枚。2023年も4週間を残すのみとなりました。

 子どもたちは、2学期の生活や学習をふり返り、どのような姿で終業式を迎えるのか、また、年が明け

た3学期にどのような姿になりたいのかについて考えているところです。この節目の時期に自分をふり返る

ことはたいへん大きな意味があります。ふり返ること、「こんな自分になりたい」と思い描くこと、そし

て努力することで大きく成長します。

 今月の1日1日を大切に過ごしてほしいと思います。

 クリスマスはもうすぐです。

 「花の和」の方がすてきに飾ってくださいました。

  こちらも「花の和」の方の作品です。

  ほっとする空間を作り出していただいています。

 本校職員もすてきな飾りで癒しの空間を作ってくれました。

 

 図書室の前に恒例のサンタが今年もお目見えしました。トナカイもいます。これらは、本校の図書ボランティアの方々によ

る作品です。そして、図書室に入ると大きなツリーが。12月も図書室を魅力的な空間にしてくださっています。子どもたちも

図書室に行くことが楽しみのようです。

カイヅカイブキ(職員室前の木)の剪定

 12月2日(土)、学校運営協議会の「環境整備部会」の方々を中心に、また、ボランティアの方にもお

手伝いいただき、総勢6名でカイヅカイブキの剪定を行いました。3年前から剪定を行っていなかったた

め、枝が伸びきっていたり、形が整っていなかったりしていましたが、木の形が整えられ、職員室内にも

日光が届くようになり、室内も明るくなりました。

 これまでも、「環境整備部会」の方々が、校内の畑を耕してくださったり、雑草をぬいてくださったり

したおかげで、整った環境のもと、理科や総合的な学習を進めることができました。

 剪定に参加された皆さま、きれいな環境をつくってくださり、ありがとうございました。

                              Before                            After

二宮小学校150年の歩み

 11月28日の朝会で「二宮小学校150年の歩み」について子どもたちにオンラインにて話をしました。

できれば、創立150周年を迎える11月20日の開校記念日に、子どもたちの顔を見ながら話をしたかった

のですが、感染症拡大防止のため、1週間遅らせて、28日に行いました。

 その内容を簡単にご紹介します。

 「1873年、今から150年前、知足寺の本堂を校舎とし、「思文館分校」という名前で二宮小学校は誕

生しました。その後、1878年に今の場所に学校が移りました。したがって、145年もの長い間、ずっと

同じ場所に二宮小学校は存在していることになります。

 1895年、この年は、二宮小学校にとって大きな出来事がたくさんありました。まず、学校の名前が

「尋常吾妻小学校」になったこと、次に、初代の校長先生が着任されたこと、3つめは、開校記念日が

11月20日に定められたこと、4つめは、校庭にくすのきの苗が植えられたことです。

 1914年、校庭にいちょうの木が6本並んで植えられました。そのうちの1本だけが校庭の真ん中に今

も残っているのです。

 1947年、学校の名前が現在の「二宮町立二宮小学校」になりました。その後、1951年にみなさんが

大切に歌っている校歌が作られました。

 1970年、今の校舎を建てる工事が始まりました。その3年後の1973年、学校ができてから100周年を

迎えました。

 そして、今年、二宮小学校は創立150周年を迎えたのです。」

 長い長い150年の歴史を語ることは簡単ではありませんが、現在の二宮小学校につながる大切な出来

事を中心に、そして、二宮小学校の児童として誇りをもってほしいという願いのもと話をしました。

 今年145歳となるクスノキ 今年109歳となるイチョウ       2階建ての旧校舎
    建設中の現在の校舎  創立150周年航空写真  創立150周年のロゴマーク

図書委員(6年生)による絵本の読み聞かせ

 二宮小学校では毎年11月を「読書月間」としています。その中で、図書委員会の子どもたちや学校図

書館指導員の方、また図書ボランティアの方々による様々な企画が用意されています。例えば、「先生

によるおすすめ本の紹介」、「図書委員の子どもたちが描いたポスターの掲示」、「図書室に置いてほ

しい本のリクエスト」、「絵本の読み聞かせ」、「工作会」などです。

 その中でも今回は、「絵本の読み聞かせ」について紹介します。

 11月17日(金)の朝の時間に6年生が1年生の各クラスに出向いて読み聞かせをしました。はじめは

緊張した面もちの6年生でしたが、読み進めていくうちに徐々に緊張もほぐれ、物語の様子が目に浮か

ぶように上手に読んでいました。1年生も、うれしそうに6年生が読んでくれるお話を聞いていまし

た。

 6年生は、文字がそれほど多くなく、ほんわかするような感じの絵本を選んだり、よく聞こえるよう

に大きな声ではきはきと読んだり、また、ゆっくり読んだりすることを心がけたようです。読み聞かせ

が終わった6年生からは、うれしそうな表情、そして達成感がうかがえました。

開校記念日(11月20日)

 11月20日は二宮小学校の開校記念日です。

 なぜこの日が開校記念日に定められたのでしょうか。

 それは今から128年前にさかのぼります。時は1895年(明治28年)。この年は本校にとってたいへん

大きな出来事が重なりました。

 まず、開校記念日につながる出来事を2つ紹介します。1つは、学校の名前が「尋常吾妻小学校」に

なったこと、そしてもう1つは、8月に新しい校舎が完成したことです。本来でしたら新しい校舎が完

成した8月に式典を行うのですが、この年は暑さが厳しかったため、11月20日に、校舎が完成した記念

と新しい学校の名前(尋常吾妻小学校)の紹介も含めて式典を行いました。それ以来、この11月20日が

開校記念日となったのです。

 その他にも大きな出来事がありました。1つは、10月4日に初代校長の金子梅吉先生が着任されたこ

と、もう1つは、現在も高くそびえているくすのきの苗木が校庭に植えられたことです。

 今年度、創立150周年を迎えましたが、遠い過去から現在まで、二宮小学校の歴史は途切れることな

く続いていることを改めて実感させられます。

 1年生が150歳を迎えた二宮小学校に

 手紙を書きました。

「150歳のお誕生日おめで

とう」の手紙です。

   今年128歳を迎えたくすのき

ようこそ!二宮小学校へ

 1年生の生活の学習「ようこそ!二宮小学校へ」。これは、来年度入学予定の幼稚園・保育園の園児

さんと1年生との交流会です。コロナ禍の年を除き毎年行ってきました。今年は、11月9日(木)と13日

(月)の2日間で行われました。

 まず、1年生によるはじめの言葉、「みなさん、きょうは元気に楽しくすごしましょう。」の後に、

グループで一人ひとり自己紹介をしました。その後、5年生もグループに加わり一緒にゲームを楽しみ

ました。5年生は、来年度6年生の立場で1年生を迎えることになります。5年生の参加は、この交流

会を通して6年生を意識するきっかけにしてほしいとの願いからです。

 その後は1年生による校舎案内です。入学してから上級生にお世話になることが多かった1年生です

が、この日は年下の子をリードします。はじめは緊張した面もちの1年生でしたが、慣れるにしたがっ

てその緊張がほぐれ、楽しそうに、わかりやすい案内をしてくれました。

 会の最後は1年生によるおわりの言葉です。「みなさんが1年生になったらまた会いましょう。まっ

てるよ。」の言葉が園児さんにおくられました。

 入学してから7か月。この「ようこそ!二宮小学校へ」を通して、自分たちが大きくなっていること

を感じることができたらうれしいですね。

 

校内音楽会

 11月1日(水)、全校児童が一堂に会しての校内音楽会が開かれました。コロナ禍の際は、ブロック

別に行ったり、動画配信の形をとったりと工夫しながら伝統ある音楽会を継続してきました。今回のよ

うに、全校児童がそろっての音楽会は実に4年ぶりとなります。したがって、1年生はもちろんです

が、4年生までの子どもたちは、入学してから初めて全校児童の前で演奏したということになります。

 当日のプログラムは、児童による「はじめの言葉」、全校合唱「ビリーヴ」の後、各学年の演奏とな

りました。今年のテーマである「息を合わせて心に残る音楽会にしよう」のように、各学年とも息の合

った、そして、その学年の子どもたちの良さが存分に表れた音楽会でした。会の最後は児童による「お

わりの言葉」。特に6年生にとっては小学校6年間の中で最後の音楽会だったことが語られました。

 子どもたちは、この音楽会を通してどのようなことを学んだのでしょうか。また、どのようなことを

感じたのでしょうか。練習したことが実を結んだ達成感、歌を精いっぱい歌い、楽器を一生懸命に演奏

した満足感、友達と一緒に歌ったり、演奏したりすることの良さ、他学年の演奏を聞くことの楽しさ、

上学年の演奏を聴いてこれからの目標を見出したことなど、様々だと思います。

 子どもたちに願っていることは、この音楽会を通して学んだこと、感じたことをこれからも大切にし

てほしい、そして、時おり思い起こして生活の中で生かしてほしいということです。

 

二小チャンピオン

 二宮小学校伝統の「二小チャンピオン」(クラス対抗ドッジボール大会)が10月から11月にかけて行

われました。これは、体育委員会の子どもたちが中心となって企画・運営する大会です。大会が行われ

た日は、応援も含め大変な盛り上がりを見せました。この大会が近づくと、休み時間にクラスごとに練

習する風景が見られます。クラスみんなで運動をするきっかけにもなっています。

 二小チャンピオンは、低学年の部、中学年の部、高学年の部に分かれて行われ、進行、審判、記録等

はすべて体育委員会の子どもたちが担います。

 大会では、低学年、中学年、高学年とも白熱したゲームが繰り広げられました。ゲームなので勝負の

結果は出ますが、それ以上に、運動に親しむきっかけ、そしてクラスがまとまって一つのこと取り組む

場となっていることに価値があると考えています。

にのみや学園プロジェクト 小中児童生徒交流会

 10月27日(金)に2回目の「小中児童生徒交流会」が二宮中学校にて行われました。今回は、中学3

生が「Keep on 二宮(キーポン二宮)」というテーマのもと総合的な学習の時間において取り組んだ

ことを発表する、その授業を参観しました。

 6年生が中学校の実際の授業を参観し、その内容を感じ取ったり、中学校の授業への見通しを持った

り、また発表内容を一緒に考えたりと、5か月後に入学する中学校へのイメージをふくらませることが

できたのではないでしょうか

 発表を聞いている6年生は、注意深く耳を傾けたり、熱心にメモと取ったり、また発表中の中学生か

らの問いかけに答えたりと、「参観」ではなく、一緒に「参加」している感覚だったと思います。

「くじらぐも」がお目見え

 現在、1年生は国語で「くじらぐも」の学習をしています。

 「天までとどけ、一、二、三。」のかけ声とともに、1年生と先生が大きなくじらぐもに乗るお話で

す。なんと、二宮小学校の1年生と先生も、お話と同じように大きなくじらぐもに乗りました。

 さあ、このくじらぐに乗って、うみのほうへ、むらのほうへ、まちのほうへ。1年生のみんなは、

くもの上からどんな景色を眺めているのでしょうか。そして、どんなことを考えているのでしょうか。

キラキラ おもちゃランドが開催されました!

 20日(金)の3時間目、2年生が生活科の学習で準備してきた「おもちゃランド」に1年生が招待されました。2年生は、1年生に楽しんでもらおうと様々な工夫を凝らして準備を進めてきました。

 

 2年生は1年生に楽しんでもらおうと会場準備にも気合が入ります。 

教室が明るい雰囲気になるように、教室の飾りつけに気合が入ります。

1年生をきれいな環境で迎えるために掃除もがんばりました!

保護者の方にも気持ちよく参観してもらうために、昇降口と廊下の掃除も自分たちで進んで取り組みました!

  招待された1年生はたくさんのおもちゃを前に目を輝かせて楽しそうに活動していました。昨年度、今の3年生に招待してもらった経験を活かしながら、2年生が1年生に優しく寄り添う姿はとても微笑ましかったです。

どこの教室も大にぎわい✨

みんなで楽しくおもちゃで遊びます。

1年生を優しく迎えます。

やり方を丁寧に教えてくれます。

チケットの準備もバッチリです。

素敵な景品がたくさん。

 1年生は2年生に優しく接してもらった経験を活かし、来月行われる「幼稚園・保育園との交流会」で年長さんを優しく迎えてくれると思います。

学校へようこそ

 学校へ行こう週間も終わりを迎えようとしています。保護者の皆さまや地域の皆さまには、お忙し

い中、21土曜参観も含め、ご来校いただき、ありがとうございました。皆さまをお迎えするため

に、6年生がグループ図工として数々の作品を作りました。テーマは「学校へようこそ」です。学校

の至るところに素敵な作品を飾ってくれました。注意して見なければわからないところにも作品が飾

られています。保者や地域の皆さまだけでなく、宮小学校の子どもたちにとっても、ワクワクす

気持ち、楽しくなる気持ち、ほっとする気持ちが芽生えたことと思います。

 

二宮町消防本部の方から教えていただきました

 10月18日(水)、本校の3年生のために、二宮町消防本部の方々による防火訪問事業が行われまし

た。現在、社会科「地いきの安全を守る」の中で、消防署のはたらきや消防署の人たちの仕事、学校

や地域の火事に対する備えかなどについて学習しています。

 この日は、消防本部の方から、「資機材の展示」「水消火器取り扱い体験」「消防車両と綱引き」

「消防クイズ」の4つについて教えていただいたり、体験をさせていただいたりしました。

 資機材にふれたり、水消火器を使ったりした子どもたちからは、次のような感想が聞かれました。

 「こきゅう器がけっこう重かった。これをせおって走るなんて大変そうだ。」

 「ぼうご服を着たらすごく暑かった。」「ぼうご服はふつうの服より重かった。」

 「水消火器を的にあてることはむずかしかった。」

 「消防車は10トンもあってすごく重い。」「中に水を積んでいるから重いのかな。」

 また、クイズなどを通してわかったこととして、

 「まずは火事が起きていることを周りに伝えることが大切なんだ。」

 「けむりをすってしまうと危険なんだ。」

 などが子どもたちからあげられました。

 この学習を通して、消防に関するいろいろな資機材はとても大切な役割を果たしていること、消防

署の人たちは大変な思いをして消火活動をしていることなどを、実感を伴って学ぶことができたよう

です。

      呼吸器の重さを実感しています   防護服は暑くて重い
      消火器の正しい使い方を学びました     消防車両の重さを実感しました

 

「小・小なかよしプロジェクト」が始まりました

 「にのみや学園」がスタートしてから半年がたちました。その取組の一つである「小・小なかよし

プロジェクト」がいよいよ動き出しました。このプロジェクトは、二宮町3校の小学生が同学年同士

の交流を深めることにより、いずれ入学する中学校への接続を滑らかにすることが目的です。

 まず4年生が、11日(水)の給食の時間にオンラインで交流しました。画面にあらわれた一色小学

校と山西小学校の子どもたちに手を振ったりあいさつをしたりすることから始まりました。その後は、

一色小学校の4年生が中心となってクイズを出したり、その日が誕生日だった子に「おめでとう。」

と言葉をかけたりといったほほえましい時間が流れました。

 16日(月)には、2年生が3校合同の朝の会をオンラインにて行いました。ここでも画面越しの一

色小学校、山西小学校の2年生に手を振ったり、あいさつをしたり、中には保育園や幼稚園が同じだ

った友達も画面にあらわれ、久々の再開を喜んでいる子もいました。

 このプロジェクトはこれからも続いていきます。これからどのような交流が生まれるのか楽しみで

す。

5年生の野外活動教室

 10月6日(金)に5年生が参加した県立足柄ふれあいの村での野外活動教室についてお伝えしま

す。

 当日は、秋晴れの爽やかな空気に包まれ1日が始まりました。バスに乗って予定時刻に出発。子ど

もたちは、これから始まる野外活動教室に胸を躍らせているようでした。

 1時間ほどで足柄ふれあいの村に到着。最初のプログラムは入村式です。代表の子どもたちによる

めあての発表の後、ふれあいの村の方から歓迎の言葉をいただきました。

 その後すぐに昼食のカレーライス作りに取りかかりました。最初の関門は火起こしです。どのよう

に薪をくべたらよいのか、どのように火をつけたらよいのか、どのように空気を送ったらよいのか、

試行錯誤の連続でした。次の関門は火の強さや時間に気を配りながらの炊飯です。焦げやご飯にかた

さが出てしまった班がありましたが、どの班も満足できる炊きあがりだったようです。もう1品のカ

レー作りは、水の量や野菜の切り方、肉の炒め方に十分気を配ったようで、どの班も上手にでき上が

っていました。

 そして、いよいよでき上がったカレーライスを食べます。一口めを口に運ぶときのうれしそうな表

情が何とも言えませんでした。その後の食べている表情からは「自分たちが苦労して作ったカレーラ

イスは格別だ。」そんな思いが伝わってきました。

 食後は、用具やかまどなどの片づけです。「借りたときよりもきれいに」そのような気持ちで用具

を洗ったり、かまどのまわりをはいたり、炭を片づけたりと、それはそれはやらなければいけないこ

とが盛りだくさんです。その中でも最も苦労したのが鍋を洗うことです。外側はすすで真っ黒になり、

内側はカレーやご飯がこびりついていたため、金だわしで何度も何度もこすりました。係の方からも

励ましの言葉をかけてもらいながらどの班も合格をいただき片づけ終了です。

 午後のプログラムは5年生全体でのレクリエーション。「おまつりやさん」「10秒間、30秒間、1

分間ゲーム」「マイムマイム」でお互いの絆を深めました。

 いよいよこの日最後のプログラムの退村式。代表の子どもたちから、「今日気を付けたことは、班

のみんなと協力することです。」と、野外活動のめあてを心がけて1日を過ごしたことが伝えられま

した。そして、お世話になった方々にお礼の気持ちを伝えてふれあいの村をあとにしました。              

 入村式。真剣に話を聞いていま

 す。

 水の量は大切です。

 指の関節を目印に量ります。

 班のみんなとの協力が何よりも

 大切です。

 苦労して作ったカレーライスが

 できあがりました。

鍋を洗ってすすや焦げを落とすのに

時間がかかりました。

 ていねいにはいてかまどをきれい

 にします。

 

←「1分間ゲーム」と「マイムマイム」

 1分間ゲームとは、ちょうど1分の

 ところで手をあげます。だれがいち

 ばん正確だったでしょうか。

 

9月から10月へ

 例年になく残暑が厳しかった9月が終わり、10月がスタートしました。ようやく涼しさを感じられる

日も出てきました。これから日を追うごとに秋が深まっていきます。

 「芸術の秋」「読書の秋」「スポーツの秋」「行楽の秋」「食欲の秋」など、昔から「〇〇の秋」と

様々な形で言われます。暑さも収まり、収穫される食物も豊富で、何をするにも快適に打ち込める季節

だからそのように言われるのですね。

 今月の月目標は「落ち着いた学校生活を送ろう」です。秋の深まりとともに、子どもたちがじっくり

と考え、じっくりと学び合い、そして考えを深めていくことができるよう、学校全体で取り組んでいき

いと思います。

9月29日は中秋の名月が見られる日でした。

残念ながら空は雲でおおわれていましたね。

図書ボランティアの方々が図書室を秋にしてくださいまし

た。さあ、「読書の秋」です。

にのみや学園プロジェクト 小中児童生徒交流会

 9月27日(水)に本校の6年生が二宮中学校を訪れ、5校時の授業を参観し、生徒会による中学校生

活についての説明を聞き、そして部活動の見学をしました。

 これは、今年度開校した施設分離型小中一貫教育校「にのみや学園」のプロジェクトとして行ってい

るものの一つで、この小中児童生徒交流会は年3回予定されています。小学校高学年の子どもたちが中

学校の授業を見たり、部活動を体験(見学)したりすることで、中学校へのイメージをもち、これまで

以上に安心感をもって中学校に進学することを目的としています。

 5校時の参観では、文化祭の準備として各クラスでステンドグラスを協力して作っている様子や各教

科の授業の様子を見学し、その後の生徒会による説明では、中学校の1日の生活や休日の過ごし方、テ

スト前の心得、部活動のよさなどについて聞きました。そして部活動見学では、自分の興味のある部活

動を中心に、熱心に練習したり、作業を進めたりしている中学生の姿を見つめていました。

     生徒会の皆さんによる説明「中学校の1日の生活」  部活動の練習を見つめています

創立150周年に迫る学習

 皆さまご存知のように、今年度、本校は創立150周年を迎えます。「創立150周年」という言葉に、

これまで長きにわたり積み重ねられてきた歴史の重みをひしひしと感じています。

 さて、この記念すべき年を迎えるにあたり、本校では、特別な式典は行わないものの、子どもたち

が日常の授業の中で「創立150周年」を意識した学習に主体的に取り組むことを柱としました。

 全校で取り組む学習のテーマは、

『学校や町の「むかし(歴史)」から学び、「いま(現在)」の自分を見つめ、「これから(未来)」

の学校・町・自分に思いを馳せる。』です。

 たあくなか級をはじめ各学年がテーマに迫るために取り組んでいく学習内容を紹介します。

〇たあくなか級 「未来の二宮町と二宮小学校」

・二宮町や二宮小学校の昔と今を比べることを通して未来の二宮町や二宮小学校に対する思いや願い

 をもち、それらを絵やねん土、掲示物、スライドなど自分の方法で表現します。

〇1年生 「二宮小学校大好き ~150歳の誕生日をお祝いしよう~」

・二宮小学校の名前の移り変わりやいろいろな出来事を知るとともに、11月20日の二宮小学校150歳

 の誕生日プレゼントを考え、お祝いの手紙を書きます。

〇2年生 「知ろう!考えよう!二宮小学校!!」

・地域のいろいろな年代の方からそのときどきの二宮小学校の話を聞くとともに、これからどんなこ

 とを引き継いでいきたいか、そしてどんな二宮小学校にしていきたいかを考えます。

〇3年生 「二宮小学校のよさを伝えよう ~魅力を伝える記念祭を開こう~」

・二宮小学校の昔と今を調べることを通して、二宮小学校の魅力や学校生活をよりよくしていく提案

 を考え、まわりの人に伝えます。

〇4年生 「二宮小学校150周年 学校もりあげマスコットを作ろう」

・学校生活の中で、いてくれたらうれしいな、いてくれたら助かるなと思えるマスコットを、音楽室

 や理科室、図書室など場所別に考え、それらを絵で表します。

〇5年生 「国語「たずねびと」の時代背景をくわしく知ろう」

・国語で学んだ物語文「たずねびと」の時代背景をよりくわしく知るために、二宮小学校や二宮町の

 戦争に関する出来事について調べます。

〇6年生 「現代版 新二宮かるたをつくろう」

・昔の「二宮かるた」(町制50周年を記念して昭和60年に作られた)からかつての二宮町の様子を知

 り、アップデートされた現在の二宮町についてその変化を調べ、「現代版 二宮かるた」をつくり

 ます。

創立120周年から10年ごとの航空写真が校長室前

に飾られています。

 

38年前につくられた「二宮かるた」

6年生が現在の二宮町について調べ「現代版 二宮かるた」

をつくります。

創立150周年記念の横断幕③

 創立150周年を記念した横断幕がついに完成しました。9月1日の始業式にてオンラインではありま

したが全校の子どもたちにお披露目しました。

 これまでもご紹介してきたように、この横断幕の言葉は、昨年度の6年生がクラスごとに考えた作品

と、教職員及び学校運営協議会委員が考えた作品となります。また、それぞれ言葉を表すデザイン画を

今年の6年生が一生懸命に考えました。

 そして、先々週から先週にかけて、完成したこれらの横断幕を校庭の南側と東側のフェンスに飾りま

した。子どもたちはもちろんですが、保護者の方や地域の皆さまにも、卒業生と在校生、教職員、学校

運営協議会委員で作り上げた作品をご覧いただき、創立150周年に思いを馳せていただければ幸いです。

           昨年の6年1組と今年の6年1組による作品  学校の東側
           昨年の6年2組と今年の6年2組による作品  学校の南側
           昨年の6年3組と今年の6年3組による作品  学校の南側
      教職員及び学校運営協議会委員、そして6年生の児童委員会による作品  学校の東側

芸術鑑賞

 9月12日(火)、4年生、5年生、6年生を対象とした芸術鑑賞のために「TEAM パフォーマンス

ラボ」の皆さんが来校されました。クラウン、マジック、ジャグリング、イリュージョン、ローラー

バランス、エアリアル、一輪車など、次から次へと繰り広げられるパフォーマンスに、歓声を上げた

り、驚きの声を上げたり、笑い声を上げたり、かたずを飲んで見守ったりの子どもたちでした。

 また、6年生の子どもたち6人がステージに上がり、こつを教えていただきながら皿回しリレーに

も挑戦。慎重に慎重にリレーをしていきました。とても難しかったと思いますが見事成功。会場は大

きな拍手で包まれました。

 芸術鑑賞が終わってから、

「とにかく楽しかった。毎日見たい。」

「マジックのタネを知りたい。」

「イリュージョンのしかけを考えながら見ていたけど全然わからなかった。」

「練習するのが大変だと思う。どうやって練習するのか知りたい。」

などの感想が子どもたちから聞かれました。また、教室に帰ってからぼうしを使ってのパフォーマン

ス(上に投げ上げたぼうしをかぶる)にさっそく挑戦する子もいたようです。

 ふだんの生活では味わえない、夢のようなすてきな時間を過ごすことができました。

 「TEAM パフォーマンスラボ」のみなさま、ありがとうございました。